若者が車に興味がないわけ

そりゃあ、日本にTopGearがないからだよ!(本気)

イギリスでのTopGearの扱いは直接は知らないけど、ゴールデンの人気番組らしい。

内容はくそ真面目な番組とは言いがたく、自動車を利用したバラエティーって感じ。でもただのバラエティではなくて、自動車を利用して困難に挑戦したり、馬鹿な壮大な実験をしたり、社会批評(プリウス批判したり)、自動車業界の昔を振り返ったりしてる。日本のどれも似たような芸人いじりバラエティー番組と比較するのは失礼。

どんな車を取り上げるかと言えば、一般人が買えるのか? というスーパーカー(というか化け物カー)が多い。その結果司会者のジェレミーについた日本でのあだ名はパワー厨。

あの番組見たら、自動車がただのつまらない乗り物なんて思わなくなるだろう。番組に出てくる一般人の女性も、自分の車について車種名やこだわりを持っているように見える。事実、車のことはほとんど知らなかった自分だけれども、ニコ動でTopGear見たら自動車に興味をもった。

日本でも流行る余地はあると思う。水曜どうでしょうと似た企画(ベトナム横断、北極圏)があり、予算の規模は違うけれども水曜どうでしょうと全体的な雰囲気も似ている。水どうが流行ったのだから、日本でも流行る余地があると思うんだけど。

自動車マニアではない門外漢からの感想だけれども、国内において、自動車って非常にマニアックな趣味になっているような気がする。自動車を扱っているテレビ番組は知らないし、雑誌も単なる業界動向を知らせるだけのメディアが多い気がする。

日本の若者に自動車を愛して貰いたかったら、必要なのは、Topgearのような番組ではないか。
それは、自動車業界の動向を知らせるだけではなく、自動車で出来ることの可能性や走る楽しさを伝え、自動車の知識はなくても楽しめるコンテンツだと思う。

メディアも、酒井法子マニア市場を盛り上げるよりは、スポンサーを向いた仕事をしたほうがいいんじゃないかと思うんだけど(笑)


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日本のメディアって、冒険しなくて、似たようなバラエティばかり量産している気がする。
ある歴女が言っていたんだけど、NHK大河ドラマ歴女に与えた影響は大きいと言っていた。
1つの話題に絞って、面白いコンテンツを作れば、ファン層ってのは自然と出来上がると思うんだけど。TVマンの人には是非とも、リスクを取って、話題を絞った番組を作っていって欲しいと思う。みんな向けのバラエティばかりじゃつまらなさ過ぎるよ。