書籍とWeb

本来ならばもっと早いうちに基礎固めをしておかなければならなかったのだけれども、やることなすこと効率が悪い私は、今になって初学者用の本(教科書)をまとめて読んでいる。これまでは断片的に情報を吸収していたが、それも限界に来た感がある。

初学者用の本や教科書は、その世界を体系的に、しかも効率的に学ぶための最良のツールである。これらは先人の試行錯誤の結晶であり、その恩恵に預からない理由はない。教科書を読み込むことによって、最短時間でその分野のプロになることが可能なのである。

Webは知識の高速道路だという人もいるが、それはあまり同意できない。書籍の、一定のボリュームを持ち、体系的に組み立てられている情報を、長くて遠くに素早くいける高速道路だとすると、Webの断片的で、少ないボリュームはせいぜいバイパス道路にしかならない。もちろん、Webにも優良で体系的な情報があることは否定できないが、書籍と比べると圧倒的に量が少ない。その珠を捜し続けるコストを考えると、書籍の方に圧倒的な歩があると考える。